平坦もヒルクライムも。オールラウンドに走れたAEOLUS RSL 51/62レビュー

ホイール全体画像 パーツインプレ

TREK Madone Gen7を購入した2023年12月、フレームと同時にホイールもBONTRAGER(ボントレガー)の最上位グレード「AEOLUS RSL」シリーズへ変更しました。

選んだのは、前輪にRSL 51、後輪にRSL 62という、前後で異なるリムハイトを組み合わせた異径構成です。

「どうせなら一番いいものを!」という思いで選んだホイールですが、実際に使い込んでみると、軽量化やエアロ性能以外にも様々なメリットがありました。

ホイール全体の写真

なぜAEOLUS RSL 51/62(前後異径)を選んだのか?

このホイールを選んだ理由は、単なる憧れだけでなく複数の要素が重なっています。

  • 軽量化: ディープリムでありながらカーボンリム採用で非常に軽量
  • エアロ性能: ディープリム形状による高い空力性能
  • ハブ性能: DT SWISS製の高精度かつ回転抵抗の少ないハブ
  • ワイドリム(内幅23mm): タイヤの選択肢が広がり、走行安定性も向上
  • デザイン: 愛車を引き立てる抜群の高級感

そして何より、「せっかくMadoneに乗るなら最初から最高のRSLを履かせたい!」というシンプルながら強い動機がありました。

AEOLUS RSL 51/62のスペック比較

モデルリムハイトリム内幅/外幅重量(カタログ値)特徴
Aeolus RSL 51 (フロント)51mm23mm / 31mm645gハンドリングの安定性と空力の高バランス
Aeolus RSL 62 (リア)62mm23mm / 31mm765g圧倒的な推進力と高速巡航性能

フロントのRSL 51は、51mmハブのディープリムにもかかわらず重量645g(前後セット1,410g)という驚異的な軽さを誇ります。

一方、リアのRSL 62は62mmのリムハイトで高速域・スプリント寄りの特性を持つモデルです。

前後で異なるリムハイトを採用することで、「フロントの横風安定性」と「リアの推進力」を極限まで両立させる構成を狙いました。

85kgの体重でも安心!耐荷重への配慮

軽量ホイールを選ぶ際、見落とされがちなのが「耐荷重(体重制限)」です。

当時の私の体重は85kgで、サイクリストとしては決して軽い部類ではありません。そのため、単純に「軽ければ良い」という選び方はせず、耐久性や剛性の高さも重視して選定しました。

RSLシリーズはTREKのハイエンドモデルらしく、超軽量でありながら構造的なタフさとバランスが取れており、85kgの体重でも全く不安を感じずに運用できています。

内幅23mmだからこそ実現できる「太タイヤ×低圧」の快適性

RSLシリーズの大きな強みが「内幅23mm」というワイドリム設計です。これによりタイヤ選びの自由度が劇的に広がります。

  • 導入当初: 28c(Continental GP5000)をメインで使用
  • 現在: より快適性を求めて30cへ変更

タイヤを30cへ太くしたことで、空気圧を4.5bar前後まで下げて運用できるようになりました。

「太めのタイヤ × 低めの空気圧」の組み合わせは、路面からの突き上げを吸収し、乗り心地の良さに直結します。これは内幅の広い最新リムだからこそ享受できる大きな恩恵だと感じています。

実際に走ってみて感じた4つのインプレッション

他社のホイールを何本も乗り比べてきたわけではありませんが、一人のユーザーとして実際に走り込んで感じた生の体感をお伝えします。

1. 平坦巡航での鋭い加速と高速安定性

一番体感したのは、平坦巡航中の加速感と圧倒的な高速安定性です。ペダルを踏み込むとぐんぐん速度が伸びていく感覚があり、巡航スピードの底上げを明確に実感できました。

2. コーナリングや下りでの抜群の安心感

体重85kgのライダーがディープリムを履くと、「横風や下りコーナーで不安定になるのでは?」というイメージもありました。しかし実際には、カーブやハイスピードな下りでも不安になる挙動は一切なく、どっしりとした安心感を持って走れています。

3. 脚が売り切れない絶妙な剛性バランス

よく「速いハイエンドホイールは硬すぎて脚が削られる」と言われますが、私の体感ではそこまでの過度な硬さは感じませんでした。長時間走っても足が負けるようなことがない絶妙なフィーリングです。(※これに関しては、私の体重が85kgあることも影響しているかもしれません)

4. 【嬉しい誤算】ヒルクライムでも活きる「慣性効果」

RSLは軽量ですが、超軽量なヒルクライム専用ローハイトホイールではありません。ですが、この適度なリム重量が逆に登坂中に「慣性でペダルを踏み進められる」絶妙な感覚を生み出してくれました。

平坦だけでなく登りでもしっかり恩恵を感じられ、まさにオールラウンドに戦えるホイールです。

💡 実績メモ

実際、このRSL 51/62を装着した状態で挑んだ「富士ヒルクライム」では、ブロンズ(90分切り)まであと2分というところまでタイムを縮めることができました!

AEOLUS RSL 51/62はこんな人におすすめ!

  • 平坦巡航の平均スピードをグッと引き上げたい人
  • 体重が重めで、ホイールの耐荷重や剛性・耐久性も妥当に重視したい人
  • 軽量性とオールラウンドな走行性能の両方を手に入れたい人
  • 「前51mm / 後62mm」など異径リムハイトの組み合わせを検討している人
  • 30cなどの太めタイヤを低圧で履いて、極上の乗り心地を味わいたい人

まとめ:高価だが「買って良かった」と心から思える逸品

BONTRAGER AEOLUS RSL 51/62は、平坦でのハイスピード巡航からヒルクライムまで、1本で何でもこなせる最高のオールラウンドホイールでした。

「どうせなら一番いいものを」と妥協せずに選んで大正解だったと、今でも自信を持っておすすめできるアイテムです。

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